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年齢とともに減少する【肌の水分量】どのような対策を…?

年齢とともに減少する【肌の水分量】どのような対策を…?

多くの女性にとって、十分に潤いに満ちた白い肌は憧れですよね。
女性の肌年齢を大きく左右する要因の1つが、肌の水分量です。
理想的な肌の水分量は約40%とも言われていますが、年齢を重ねるにつれて、肌の水分量は減少する一方です。
肌の水分量を理想の値に近づける方法はないのでしょうか?

肌の水分量を支えるもの

肌の水分量が減少すると、弾力が失われてシワたるみを引き起こしやすくなります。
30代になると肌の水分量は10代に比べて約30%減ると言われています。
30代から乾燥、たるみ、シワが気になってくるのは、肌の水分量が減少し乾燥してくるからです。

肌の水分量に欠かせないのが、角質細胞の間を埋めている細胞間脂質です。
細胞間脂質が少なくなることで、肌の水分が蒸発しやすくなってしまいます。
そのため、スキンケアでは細胞間脂質に注目したケアをするようにしましょう。

細胞間脂質の主成分をスキンケアに

細胞間脂質の主成分をスキンケアに

肌の水分量を考えた時、細胞間脂質の主成分をスキンケア用品で補うことは理に適っていますよね。
セラミドは細胞間脂質の主成分であるため、化粧水や美容液を選ぶときはセラミドが配合されているか否かをチェックするようにしましょう。
化粧水で肌にうるおいを与えたら乳液やクリームでフタをすることも忘れずに行ってくださいね。

セラミドは体内でも作られる成分ですが、年齢とともに作り出す力が弱まってしまいます。
セラミドを体内で作らせるためには、セラミドを作る過程で必要な成分を摂り入れることが必要です。
それが、水溶性ビタミンのひとつであるナイアシンです。

ナイアシンは鶏のささみやレバー、さばやブリ、カツオといった動物性のものに比較的多く含まれています。
しかしナイアシンは水溶性のため、肉料理なら油で炒める、煮込んでスープにする、魚料理なら刺身焼き魚といった調理方法をオススメします。

水分量を上げるために気をつけたいこと

水分量を上げるために気をつけたいこと

肌の水分量を上げるなら、スキンケア以外でも気をつけたいことがあります。
それが洗顔です。
洗顔料をしっかりと泡立てて、ゴシゴシと力を入れずに優しい洗顔をしていますか?

また、夜だけでなく朝もキチンと洗顔を行い、肌についたホコリ汚れ余分な皮脂角質 などを落とすことが必要です。
肌にこれらが残っていることで水分が浸透しにくくなってしまい、スキンケアをしっかりと行ってもそのパワーが発揮されなくなってしまうのです。

また、洗顔時の温度にも気を配るようにしましょう。
ベストは30~32℃と言われています。
触った時にちょっと冷たいと感じる温度で洗顔することで、肌の乾燥を防ぐことができるのです。

スキンケアはもちろんのこと、食事や洗顔方法にも気をつけて理想の肌を目指していきましょう!